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国家試験(臨床検査技師)10科目ってどんなの?ざっくり概要解説!

臨床検査技師 国家試験10科目の概要を解説します。 検査技師になるために
国家試験科目

こんにちは。現役臨床検査技師のおはるです。
臨床検査技師を目指す学生さん、これから自分が何を学ぶのか把握出来ていますか?この記事では臨床検査技師国家試験10科目についての概要がわかります。

試験対策は試験内容を知るところから!

生物や物理など、自分の専攻が不安になった方はこちら

生物学未習得?!物理専攻でも臨床検査技師になれるのかー専攻のメリット・デメリットー
物理選択後に臨床検査技師を目指したくなった人や、大学で周りに生物専攻の人ばかりで焦っている方、このまま臨床検査技師をめざして大丈夫か不安になっている方に向けて、物理専攻の現役臨床検査技師がメリット・デメリットと、実際働いての感想をまとめました。

臨床検査技師を目指し始めたものの、高校との授業のギャップに戸惑う人も多いです。
しかし、全体像を把握して一つずつ学んでいけば見通しがたって勉強しやすくなります。

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ざっくりと結論。

臨床検査技師の国家試験10科目と、問われる内容はこちらです。

医用工学概論(情報科学概論及び検査機器総論を含む)・医用工学概論:電気や電子回路の基礎知識
・情報科学概論:コンピュータやネットワークなどに関する知識
・検査機器総論:医療機器の原理や特性についての知識
公衆衛生学(関係法規を含む)・公衆衛生学:医療の仕事に関わるうえでの心構えや基礎知識
臨床検査医学総論(臨床医学総論及び医学概論を含む)・臨床検査医学総論や医学総論:呼吸器疾患や消化器疾患など
・臨床医学総論:臨床検査技師の役割など
臨床検査総論(検査管理総論及び医動物学を含む)・臨床検査総論:臨床検査技師の役割や心構え
:検査管理総論:臨床検査の意義などが問われる科目
・医動物学:寄生虫病や感染症について出題される科目
病理組織細胞学・病理組織細胞学:解剖学や細胞診、染色など、病理全般に関する知識
臨床生理学・臨床生理学:人体生理、生理系検査に関する知識
臨床化学(放射性同位元素検査技術学を含む)・臨床化学:生化学の基礎知識
臨床血液学
・臨床血液学:血液学的検査に必要な基礎知識
臨床微生物学・臨床微生物学:微生物の構造や感染症の診断など
臨床免疫学・臨床免疫学:免疫系の仕組みと免疫検査が必要な疾患、検査法など
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学校ではどのように学んでいくのか。

国家試験を受けるにも受験資格が必要です。臨床検査学科を卒業できれば問題ないですが、必要単位は把握しておきましょう。
加えて臨床検査学教育協議会ガイドラインを読むと内容を深く理解できるでしょう。

基礎分野・科学的思考の基盤
・人間と生活、社会の理解
14
専門基礎分野人体の構造と機能8
臨床検査の基礎とその疾病との関連5
保健医療福祉と臨床検査4
医用工学および医療情報4
専門分野病態学7
血液学的検査4
病理学的検査5
尿、糞便等一般検査3
生化学的検査、免疫学的検査6
遺伝子関連、染色体検査2
輸血検査、移植検査4
微生物学的検査6
生理学的検査10
臨床検査総合管理6
医療安全管理2
臨地実習12
合計103
臨床検査技師養成所指導ガイドライン(R3-3-31)一般社団法人日本臨床検査学教育協議会より

専門学校、専修学校、大学など施設により上記必要単位は変動があります。
そのため、入学時に配られるカリキュラムは一度しっかり読んでおきましょう。

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はじめの一歩

特に専門学校では、必要な分しか授業がないため受動的になりがちです。しかし、見通しがたっているかどうかで知識の入り方や勉強への姿勢は変わってきます。

これからを見据えるとやる気が出ますよね!
今日はじめの一歩を踏み出したみなさん、国家試験合格を目指して頑張りましょう…!!

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