こんにちは。現役臨床検査技師のおはるです。
将来の職を決めるのって勇気がいりますよね。ましてや医療職だと、周りには格好いい志望動機の人がいて自分の進路に不安を持つ人も多いのでは無いでしょうか。
実際は本音を聞いてみると、
なんとなく向いてそうだったからなんて人も多いですよ!
実際私も、選択肢の中からなんとなく選んだのが臨床検査技師という仕事でした。私の希望する仕事条件は、“人と携われる仕事”です。シンプルですよね、それ故に悩みましたが家族の影響で医療職に進みました。
この記事では、臨床検査技師を目指すに当たり何に悩み何を理由に決断したのか。そして実際なってみて分かった後悔について、お話しします。
臨床検査技師を知ったきっかけや、目指したきっかけ
母が集めていた学校パンフレットで目にしたことがきっかけです。正直、知り合いにいない限りは資料を通して知る人が多い職業だと思います。
優柔不断で、医療系大学校や学校(教員や薬学部)を沢山受験しましたが、決めた理由は受験者の空気感です。1番受験者が真面目で私自身が居心地が良さそうだなと思ったのが入学理由です。
もしかしたら淡々と真面目に検査業務を行うのが自分に合っているかもしれない・・・!と思い、技師を目指しました。
臨床検査技師を目指すまでに悩んだ理由
臨床検査技師を目にする機会が無いため、働いている姿が想像出来なかったからです。
資料の中の臨床検査技師って、白衣を着て笑ってるか、顕微鏡をのぞいてるか、マイクロピペットを持ってるかですよね笑
病院内のバックヤードで検査をする化学者のような感じで、私の希望する人と携われる仕事とはほど遠い印象でした。
検体検査のイメージばかりが通っており、臨床検査技師の資格で就ける仕事に関してはまだまだ認知が少ないなぁと感じています。
臨床検査技師になりたくなくなった在学時代
実はなんと私、高校時代は化学と物理専攻でした。・・・生物を、学んでこなかったんです笑
興味があるのも医用工学や物理で、受験必修科目の勉強の大変さといったら・・・!
それでも技師を目指すと決めた訳
一度専門学校に進むと、簡単には辞められなかったからです。
親にもらった進学費用や生活費のことを考え、別の道に進むとなるとそのお金がまたかかる。自分で学費も払えない学生としては、十分すぎる理由でした。
明るい理由をもう一つ言うならば、学友に「向いてると思うよ。人と関わりたい技師なんて少ないんだから、それを武器に頑張ったら良いんじゃない?」と言ってもらい、前向きになれた事が大きいです。
(実際働いてみると、コミュ力おばけの素晴らしい技師が沢山存在していて、恥ずかしい思いをしました笑)
実際なってみての後悔
辞めないにしても、別の働き方を考えることが凄く難しい、です。
私は生理検査室でずっと勤務しているので、検体業務やそれに関係する開発系の職種への転職はかなり厳しいと感じます。超音波検査士として同じような職種に転職する分には困りませんが、就職場所は病院か健診施設。大卒であれば企業のアプリケーションスペシャリストなどでしょうか。
色々探しましたが特に地方だと大きく環境を変えることは難しく、技師としてのレベルアップはあれど、将来仕事環境に変化はないだろうと今現在既に感じています。
これから先続けて行きたいって思う?
臨床検査技師や超音波検査士の資格は、安定の為に保持していたい資格だと思っています。
が、資格を使っての働き方についてはおそらく生涯考え続けていくのだと思います。業務に対する身体的負荷や命に対するストレスに反して評価されることが少なやる気を削って働いている自覚があるので、病院勤務については自分の限界を見極めつつ続けて行こうと思ってます。
えー!
もっと前向きな話が聞けるかと思ったのに・・・!
仕事はお金や生活と直結するからね。
少しでもやる気を持ち続けられるように意識を続けて行く必要があるよね。
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