こんにちは。超音波検査士に合格した臨床検査技師のおはるです。
以前、試験対策記事はあげましたね。こちらでは、実際に私が体験したことや悩んだことなど、個人的な話をまとめます。
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受験の動機は?
毎日の主な業務がエコー検査となり、実力を示したかったからです。もう一人でも大丈夫と、職場で明確に示すのにもってこいの資格でした。超音波検査士に合格してエコーの資格が欲しかったです。
加えて自分自身でも実力あるか不安で、自信を得たかったことも理由のひとつです。
また、エコーを始めて3-4年が経過し、学会に所属して3年という受験基準を満たしたこともきっかけです。元々資格勉強が好きで、エコー開始時に学会に入ったのも資格を意識したからでした。
そして循環器領域を選んだのは、なにより心エコーが好きだったから。基準値が明確なことや、心臓が動いている様子をエコーでみるのが好きです笑
腹部や体表も独り立ちしていましたが、迷わず循環器領域に決めました。周りは消化器保持者が大半でしたが、苦手だったので考えもしませんでした。
書類審査で悩んだこと
所属施設ではガイドライン変更時の業務改善を行っていませんでした。
よって症例を書くにも計測すべき項目がされておらず、使えないものばかり。そのため締め切り2ヶ月前に勉強してから症例を集めると言う、絶望的な状態でした。
筆者は結局、倍の40症例はキープしつつ20症例を書き上げました。エコーレポートで引っかけた分だけでも100症例近かったと記憶しています。そこからカルテで絞って20-30症例、書きやすいものでギリギリ20症例です。
みなさんには、早めに最新のガイドラインを読み情報をアップデートすることをお勧めします。
筆記試験で悩んだこと
問題を解きすぎて解答を覚えてしまい、次に何をしたら良いのか分からなくなったことです。
もっと問題を解きたいと思っても、問題集は3-5版までしかありません。知識を入れられても、アウトプットの確認が出来ないためかなり不安になりました。
私の場合の解決策は、職場で循環器に携わる方と疾患について話しを振り、自分や相手の小さな疑問を見つけて正解を再確認する事でした。参考書を読むだけの現状が不安だったのですが、言葉に出して知識の確認が行えたので、アウトプットの練習にもなったし頭の中も整理出来ました。
筆記試験当日の話
当日は社会人になって久しぶりの試験で、会場の空気にのまれてしまいました。
参考書を複数持参しましたが、参考書1冊とまとめノートだけにすれば良かったです。意外と時間が無く、焦って何を見て良いか分からなくなりました。
人が多いので、トイレも混んでますし、施設内で領域の試験部屋を探すにも手間取りました。受験前の方は、そのつもりで心構えしておきましょう。
また、地方出身の私は当日迷子になったので、経験から前泊して道順の確認もお勧めします。
試験を受けて良かったこと
超音波検査士に合格したからと行って、職場での環境は変わりませんでした。
計測法の取捨選択が出来るようになったことが一番良かったです。
心エコー担当になると施設ごとに存在するマニュアルを通して身につけますよね。この所見が出たらコレを測るんだよ、原理はコウ、みたいな。
所属施設のマニュアルなので従うべきですが、測りやすい計測法に偏りがちでした。
書類審査では特に、心エコーを始めてから初めて施設の外を強く意識したので、正規ガイドライン(特に拡張能評価)はこうなのか…とショックを受けました。
と同時に、ちゃんとガイドラインにそった知識が得られて整理されると、それまでと比べかなり自信と安心を得ることが出来ました。
この症例じゃ取りづらいなか必死にこの計測法やっても参考値だな・・・とかね。業務に慣れて分かってるつもりだったけど身になってなかったし、偏った知識になっていました。それが分かるようになったのが、一番良かったです。
受験する理由は皆さんそれぞれかと思います、私もただの力試しがきっかけでした。でも受験(勉強)は絶対に自分にプラスに働くはずです、最後まで頑張って下さい!
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